データ(書籍本体と表紙画像)を用意できたら、いよいよ出版です。本に関する情報をいくつか入力する必要があるので、あらかじめ考えておきます。入力項目についてはKindleパブリッシング・ガイドラインのこのページで説明されています。ネットで検索すると人々の体験談などが見つかるので、参考になります。
書名や著者情報、キーワード等を入力したら、次はデータをアップロードします。実はKindle Createを使う前に、一度、試しにPDFファイルをアップロードしました。「けっこうPDFでもいけるんじゃん?」と思ったのですが、プレビューしたら原形をとどめていませんでした…。やっぱりKPFに変換しないとダメなんですね。
プレビューは、出版前の最終確認になりますので、念入りにチェックします。PDFに書き出すときの設定を間違えると、画像の解像度が足りていなかった、なんていうこともあるので、そのへんもよく確認しないといけません。
アップロードの次は、価格設定です。Kindleではロイヤリティ(「販売価格 − 何かのコスト」の何パーセントが著者に入るか)を、70%または35%のどちらかから選べます。条件をクリアすれば70%のほうを選べるし、ほとんどの場合、条件はクリアできると思います。70%というのはとても大きいです(※売れれば)。
電子書籍の場合は、税込価格を入力します。後の話になりますが、ペーパーバック版を出版したときは税抜きの価格を指定することになりました。このへんの事情はよくわかりません。
すべての設定を終えて出版ボタンを押すと、Amazonのほうで審査が始まります。著作権を侵害していないか等が審査されるようです。私の場合は3日ほどで審査が終わり、Amazonから「販売開始」のメールが来ました。2冊目のときはさらに早くて、たしか1〜2日で販売開始になったかな。
審査に落ちるのはだいたい、公開済みの自分のブログ記事を集めてKindle出版しようとした場合なようですね。自分の書いたものであっても、同じ内容がWeb上に見つかれば著作権違反と見なされます。その場合、当該ブログ記事を削除するか非公開にすればオッケーらしいです。
そういうわけで、いろいろがんばって出版までこじつけました。そのときは、「やったー!」という気持ちと「やっちゃった…」という気持ちが入り交じった、ドキドキした気分だったような気もしますし、意外とあっさり出版できて拍子抜けした感じだった気もします。
その後は、あまりにも売れないのでちょっとションボリですが、とにかく自分が一生懸命考えたことを形にして、誰かが見てくれるかもしれない場所に置いておくことができたので、とりあえず「ヨシ!」としています。
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