2025/01/18

Amazon Kindleで本を出してみた・その4 − Kindle Create

3ヶ月前、Kindle Createは日本語に対応していない、とされていました。でも「対応していない」というのは「変換結果を必ずしも保証しない」という意味であって、別に使うことはできるのでは? そう考え、他に手段もなさそうなので試してみることにしました。

結果、何も問題なかったです。プレビューで確認しましたが、表示の崩れや文字化けといった問題も一切ありませんでした。


Kindle Createの画面

Kindle Createで生成できるファイルのタイプは3つあります。

・リフロー型(REFLOWABLE)
・プリント・レプリカ(PRINT REPLICA)
・マンガ(COMICS)

それぞれについての説明を読んで、私は自分の本にはPRINT REPLICAが合っているのではないかと考えました。

しかしPRINT REPLICAには問題がありました。見開き表示できないのです。

私は自分の本を、紙の書籍と同じ形態で作っていました。つまり、横書きなので単独の右ページから始まり、その後は左右のページを同時に見開きで見る、というものです。

レイアウトは見開きベースで設計、見開きにわたる図版も多数。なので、見開き表示できないのは困ります。

考えてみれば、電子出版物なのだから、紙書籍の形態にこだわる必要はなかったのかもしれません。単独ページの連続として組み直すこともできたはずです。

でも、単独ページの連続、って…。なんか、役所の文書とか、調査や研究の報告とか、そういう素っ気ないものな感じがしませんか?

私は、電子書籍でも紙書籍と同じように読みたい。まあそんなのは、木材に見せかけたプラスチックを使う、みたいな感傷なのかもしれませんが…。

それにぶっちゃけ、組み直すのは面倒です。
(後になってみれば、それで正解だったと思います。というのは、ペーパーバック版を作ることにしましたから。その話はまたいずれ)

というわけで、選択肢はCOMICSのみになりました。COMICSなら、読者の端末で単独ページ表示と見開き表示を切り替えることができます。ただ、ファイルサイズが大きくなってしまいますね…。PDFの1.5倍くらい?

出版後、販売ページに表示されるサイズはまた違うので(ちょっと小さくなってたり)、よくわかりませんが…。

ともあれ、電子出版可能なファイルが作成できたので、次はいよいよアップロードです。

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