私は当初、出版社を通じて通常の書籍として出版することを漠然と目指していたので、Adobe InDesignでデータをこつこつ作っていました。
在宅で組版の仕事をしていた経験があり、InDesign、Illustrator、Photoshopを利用できる環境が(バージョンは古いものの)現在でも残っています。フォントの契約も継続しており、商用出版にも使える和文フォントがひととおり揃っています。もっともここまでの環境がないとKindle出版できないというわけではありません。Microsoft Wordを使うとか、いろんな方法があるようです。InDesignのような組版ソフトを使うほうがむしろ例外的な気もします。
私はAdobe製品に慣れていて、書籍の入稿データを作る方法もおおむね知っていました。なので、出版社に出してもらうのは無理っぽいということで断念し、Kindle出版に方向転換してからも、そのままの流れで続行したというだけです。
KindleはInDesignデータを受け付けません。ではどうすればいいのか。Kindleパブリッシング・ガイドラインを読んでもよくわからない。でも市販の紙書籍のKindle版が存在するので、何かやり方があるはずです。とりあえず、PDFに変換すればどうにかなるのではないかと思いました。
実際どうにかなりました。最善の形ではなかったかもしれませんが。
次回、PDFをKindle出版可能な形式に変換するお話。
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